別れ工作

DV(ドメスティックバイオレンス)とは、配偶者や恋人など、親密な関係にある人から受ける暴力のことです。

ここでいう「暴力」には、殴る・蹴るなどの身体的な暴力だけではなく、「暴言を浴びせる」などの精神的暴力や、「嫌がっているのに性行為を強要する」などの性的暴力も含まれます。

夫からDVを受けています。
離婚をしたいのですが、夫が怖くて切り出せません。
私が「離婚したい」なんて言ったら、何をされるか分かりませんし、このままだと子供にまで手を挙げるかもしれません。
暴力におびえることのない普通の日々を過ごしたいんです。

DV被害を受けていて、身体的にも精神的にも追い詰められているにも関わらず、離婚ができない相談者さん。

心も身体も共に危険な状態である環境から一刻も早く離れたい、離れた方がいいと思うのが普通ですが、それはDV被害を受けていない第三者の客観的な考え方であって

実際にDVを受けている被害者は、「普通」の考えが浮かばなかったり、例え浮かんだとしても、行動に移せるか?は別の問題です。

離婚できないと言う思い込み

旦那からのDVで、自分や子供の身に危険が降りかかってくる状況であれば、旦那から離れ、安心で安全、幸せな日々を過ごせるようにと、離婚を考えます。

DV加害者は被害者を、「恐怖で支配」しているのです。しかし、恐怖心から正しい判断ができなくなってしまい、別れたくても別れられない状況という人も存在するんです。

「離婚できない」と思い込んでしまうものの一つに、相手は本当は優しい、可哀想、ほっておけないという錯覚が存在します。

DV加害者が、いつも暴力を振るう訳ではありません。

飴と鞭の様に、激しい暴言や暴力を振るった後

  • 「お前の為だから仕方なくやっている」
  • 「本当はこんな事をしたくない」
  • 「お前しかいない」
  • 「助けて欲しい」

などと自分の弱さや、あなたの為だとアピールし、呪縛のような言葉で、DV被害者を支配するのです。

常に飢えている状態で、カビの生えたパンをひとかけらでも貰えれば、良い人だと錯覚するように

暴力の無いひと時の幸せな時間は、恐怖に脅えるDV被害者にとって幸せだと思い込むには十分な時間なのです。

口答えをしたり「離婚したい」と言う事によって、「DVがエスカレートしてしまうのではないか?」という恐怖から

『自分ではどうすることも出来ない=離婚できない』という思考に陥って、離婚する事を諦めてしまう方ばかりですが

「離婚できない」そんな思い込みは捨ててください。
離婚は出来ます。
あなたはあなたの自由と幸せを手に入れても良いのですよ。

DVは愛情表現等ではありません

自分が我慢すれば、いつかDVが無くなると思っていませんか?

DVは時間が経過したからと言って自然に治まることはありません。

「自分がちゃんと出来ないから正してくれているんだ」なんて考えは止めてください。
あなたがちゃんと出来ないからと言って、暴力で正そうとはしません。
あなたが困っている時、助けてくれるのが愛情です。

相手はあなたの事を想ってやってはいません。
あなたを想っているのなら、あなたを傷付ける様な事はしません。
あなたを尊重し、お互いを思い遣るのが愛情です。

今の環境に、あなたが苦痛を感じ「もう耐えられない、逃げだしたい」と思うのであれば、迷わず問題の解決をする時ですよ。

あなたが「離婚したい」と思っているのなら、ジースタイルはいくらでも協力させて頂きます。