相談者 | タカユキさん(仮名) |
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年齢 | 29 独身 |
地域 | 東京 |
職業 | 建設業 |
状況 | 婚約が破綻 |
相談者の幼馴染のAさん(以後対象者)とは婚活パーティーで出会った末に婚約しました。しかし、婚約し、結婚式の日取りや両親同士の挨拶等、日にちが近づければ近づくほどAさんの不安が増してマリッジブルーとなり婚約破棄される結果になってしまいました。
婚約破棄した後に相談者がどうにか1人で取り戻したいと努力はしてみたものの、「気持ちが冷めた」「あなたへの愛情はもうない」という言葉を言われ、復縁工作を検討するしかなくなります。
このケースの復縁工作をする際に一番ネックなのが対象者との住まいが離れている為に偶然を装って再会する事は難しいので対象者から連絡が来て相談者から誘い出す様な形を取らなければならない事です。
対象者の職場は対象者の友人が経営している居酒屋だったので客を装って接触します。カウンターがあるお店で女性工作員2人が女子会の延長でお店の人と接触する形をとり、人間関係の構築に努めます。
お気に入りの居酒屋になったというフリをし何度か足を運ぶ内に常連になり、話しを聞き出す事に成功します。
「結婚を考えていた人がいたけどホントに結婚して良いのか悩んでいる…」との言葉が出ます。
復縁工作の工作員が何が不安で、何を悩んでいるかを聞きだし、結婚できる相手がうらやましい…という方向で話しをし、贅沢な悩みを抱えているという話しをします。
幸いにも居酒屋の経営者である対象者の友人も未婚で「この子は本当に贅沢な悩みを抱えていますよね~」という言葉を出してくれて復縁しなければ勿体ないという言葉の援護射撃をくれます。援護射撃も手伝い、何故復縁しないのか?という話しをされましたが、意地を張っている事や自分からは折れづらい…という言葉を聞きます。
その旨を相談者に伝えてアドバイスを含む、対象者への連絡をさせます。
話しの内容等を事前に作り込み、どういう話しをすれば良いのか?またもう一度やり直す為にどうすれば良いのか?を事前に打ち合わせをしておき、慌てる事なく話し合いの場を設ける事が出来ます。
工作員が働いているお店に相談者を呼ぼうという提案をだし、対象者の友人も乗り気になり、工作員二人と対象者、対象者の友人と相談者の5人でお酒を飲みながら話しをする事になりました。
当日、工作員達は対象者の味方になり、相談者に「こんな良い子を不安にさせてとんでもない!!」と怒り、相談者を叱りつけます。
「二度と不安にさせたら承知しない!!」という言葉に相談者は「もちろん二度と同じ事はしません」と約束を取り付けます。
事前の打ち合わせ通り事が進み、最後のチャンスという事で復縁する事が出来ました。