復縁工作とは

復縁したい自分のワガママを自覚せずに復縁活動をしても効果はありません。

自分のワガママを自覚しない相談者様から漠然と『復縁したい』と相談をいただくのですが『どうすれば復縁できると思いますか?』と質問すると『連絡が取れたら復縁できるかもしれません。』という返答や『落ち着いて話しが出来たら復縁できるかもしれません。』という返答をいただきます。

相談者様が復縁する為に必要な事は話しが出来る状況だと認識している事が分かりますが、話しが出来ていたのに別れてしまった事は忘れてしまっています。

話しが出来ていたのに別れてしまった事を忘れてしまっている相談者様が復縁するには何が必要でしょうか?

話しが出来る状況があれば本当に相談者様自身が考える様に復縁できるのでしょうか?

話しを聞いてもらう機会を作れば元恋人が『あなたの考えが分からなかったから別れちゃったね。そういう考え方なら復縁してもいいよ。』と言ってくれるかもしれないと期待しているのが相談者様とのやり取りで分かります。

元恋人は交際の継続が難しいと判断したので別れを切り出した訳ですから、復縁以前に話しをする機会すら設けたいとは思ってないのです。

復縁の話しをする機会すら設けたいと思わない元恋人と復縁を望み、話しを出来る状況が作れれば…と考えるのは元恋人の気持ちを考えずに自分の気持ちを優先するワガママな考えである事はご理解頂けるでしょうか?

話しをする理由もなく、話しをしたくない相手と話しが出来る状況を作りたいと考えるのですから相手の気持ちを汲み取らず、更に言えば復縁の話しをしたくない相手にも関わらず復縁できるかもしれないと考えるのです。

この考えで本当に話しが出来る状況なら復縁できるでしょうか?

自分の要望を聞いて欲しい、自分の話しを聞いてくれれば…

相手に自分の意見を押し付ける考えは大人の世界ではワガママと言われます。

直接相手に意見を押し付けてなければワガママではないと思いますか?

ワガママというのは考え方の問題であり、ワガママな考えでは相手に受け入れてもらえません。

他人から受け入れてもらうには自分のワガママを押し殺し、相手のワガママを受け入れる事でもあります。

相手のワガママを受け入れるから自分のワガママを聞いてもらえる関係になり、自分のワガママを受け入れてもらうのは相手のワガママを聞き入れた後になります。

別れたいという言葉を受け入れるから別れた後も良好な関係を築き、少しづつワガママを言える関係を作るのが復縁です。

少しづつワガママを言える関係を作るという事はワガママを言える状況ではないという事でもあり、ワガママを言える状況ではないのですから会いたい、話したい、復縁したいといった相手に受け入れてもらう為の発言を口にしても復縁できる事はありません。

『復縁したい』という言葉を口にするだけではワガママとは言えませんが、復縁したいの先に会いたい、話したいが続けば元恋人はあなたの気持ちに気付きます。

本当に復縁したいならあなたのワガママを押し殺して元恋人のワガママを受け入れる気持ちの広さを持たなければ復縁できないのは分かりますよね?